フルーツは好きかと言われれば好きなのだけれど、日本ではそんなには食べない。
イチゴは好きだけれど春先に気が向いた時と、ケーキにのっているものくらい。
あとはグレープフルーツとかはっさくみたいな大きな柑橘類。
果肉をまるっと食べたいので、学生時代に実習先で教えてもらったやり方で、皮をリンゴのようにナイフで剥いて、一粒ずつペティナイフで果肉を取り出して、一気に食べる。
でもこれもしょっちゅうやるわけではないし、ミカンもリンゴもバナナもよく家にはあるけれど、いまいち食べる気にならないのはなんでなんだろう。
なんとなーく思ったのは、わたしが食べたいと思うフルーツは日本では高い。
スーパーで手に入るものだって、実はそんなに安くない。フルーツは高級品だ。
でも、台湾に行くと色鮮やかで瑞々しくて、美味しそうなフルーツが手頃な価格でそこら中にごろごろしている。
日本では高級品のあれこれが、品種まで様々に並んでいる様子はザ・南国。
別の国に来たんだなぁという感じが一番する。

だけど、最初のうちはマンゴーかき氷とかをとりあえず押さえ、あとは色々あるけれどまあいいか、みたいな感じで眺めていた。
昔、台北で3週間だけ師範大学の春期講習に参加したことがある。
その時クラスを担当してくれた、ちょっと加賀まりこ似のマダムな先生は、授業の時に何度か台湾のフルーツを買って食べさせてくれた。
3月だったから、棗子や蓮霧だったのだけれど、ぼんやりした味ながらも、たぶんその時の自分では買わなかったものだから、はじめての体験をさせてくれてとてもありがたかった。
そして先生はみんながあまりフルーツは食べないと言うと、「先生はフルーツ大好き!毎日食べないと調子が悪くなっちゃうわ!」と言っていて、それがなんだかすごくいいな!台湾ぽいな!ときゅんとしたのでずっと印象に残っている。
それから、なんとなくフルーツを自ら買ってよく食べるようになった。
ちょっと暮らして、市場に通うようになると旬のものが何かがよくわかるようになる。
4月の終わりくらいからマンゴーが出始めて、お、出たね、ってみんなが喜んで、6月はライチ。

ライチは玉荷包と黒葉の2種類をよく見かけるけれど、わたしは緑かかった方の玉荷包がお気に入り。
これは1ヵ月くらいしか出回らないから、このフレッシュライチを食べるために台湾に行ってもいいくらい。


でも、実はライチが終わると龍眼が出てきて、ライチに比べると果肉は少ないけれど、すっきりとした甘さが気に入っている。


龍眼は漢方の材料になるようなものだから体にもいい。疲労回復に効くみたい。
だから疲れたときには口にするようにした。
マンゴーも台湾産の愛文マンゴーが一番美味しいなと思っていたけれど、フルーツ屋さんに行くと、大きさも色も様々なものがあることが分かった。
去年初めて食べた水密桃マンゴーがすごく印象に残っている。あれはまた食べたいな。
永康街の店頭にフルーツジュースが陳列してあるフルーツ屋さんで買いました。
このあいだ、週末限定のファーマーズマーケット「希望広場」に行ってきたのだけれど、そこで試食させてもらった釈迦頭が美味しかった。
まさにお釈迦様の頭のようなビジュアルですんごく甘いフルーツ。

中には黒い種がゴロゴロ入っていて、正直いままでそこまで美味しさを感じたことはなかったけれど、そのときやっと美味しいかもと思って、自分でも買うようになった。
試食でもらったみたいに、柔らかくなったものをスプーンですくって食べる食べ方もある。
もちろんカットしても食べる。
好きな人はものすごく好きなフルーツ。アイスクリームみたいと味わいを表現する人もいる。とても好きな表現。
あとは台湾にいてよく食べるのはスイカ、パイナップル、グァバ、パパイヤ、ドラゴンフルーツ。
冬は先生があの時くれた棗子(インドナツメ)と蓮霧。
スイカは台湾で見かけるものは日本で「ゴジラの卵」みたいな名前で売っているのと同じ感じの、横に長い超ビックサイズのやつ。真夏日はスイカジュースが最高。

パイナップルは芯まで食べられるジューシーさ。牛奶鳳梨(ミルクパイナップル)というのが美味しいよと友達から教えてもらったのだけれど、まだありつけていない。食べなきゃ。

グァバは中が白とピンクのがあるのだけれど、ものすごいビタミンⅭが豊富と聞いて、よく食べるように。夜市に行くとカットして梅の粉をかけてくれるのが売っているのだけれど、それもまた美味しい。
いつかの高雄で買ったものがすごく美味しかった。

パパイヤも子供の頃食べた記憶があるのだけれど、その時の乳臭いものとは全然違う、甘くて、まろやかでとろけるような味わい。パパイヤミルクも最高に大好きだ。
ドラゴンフルーツも中が白と赤いのが売っているのだけれど、ポリフェノールが見るからにたっぷりな赤いのを好んで食べる。
甘いとか酸っぱいとか味の主張は全然ないのだけれど、適度な歯ごたえと種のプチプチ感、そしてみずみずしさ。
まるごとカットしているときに手が真っ赤になる感じもすごくうっとりする。

忘れてた、中秋節の頃に食べる文旦も好きで仕方がない。箱買いしている台湾人をいつも羨ましく見ていた。
ぜんぜん酸味のない柑橘系。しなびてきてもっそりした食感のものも案外美味しい。

前まで住んでいた家の近くにはフレッシュフルーツのジュース屋さんがあって、そこではカットフルーツも50元(約200円)くらいで売っているのだけれど、先日また近くにいたから買ってみると、中身が好みすぎた。

スターフルーツ、グァバ、レンブ、リンゴ、パイナップル、ドラゴンフルーツ、キウイ、下にはメロンとパパイヤ。トマトも台湾ではフルーツ扱いなのでイン。

こんなにも台湾にいるとフルーツを欲するのに、また日本に帰ってくるとぱたんと食べなくなる。
でも、もう理由がわかった。
わたしの好きなフルーツは台湾フルーツ。
台湾で太陽の光をたっぷり浴びて、野性味あふれる感じですくすくと育ったやつを、水分を補給するように食べるのが好き。
だからしょうがない。行って食べるしかないのだ。
「台北でしたい100のこと」はじめたきっかけはこちらより。
イチゴは好きだけれど春先に気が向いた時と、ケーキにのっているものくらい。
あとはグレープフルーツとかはっさくみたいな大きな柑橘類。
果肉をまるっと食べたいので、学生時代に実習先で教えてもらったやり方で、皮をリンゴのようにナイフで剥いて、一粒ずつペティナイフで果肉を取り出して、一気に食べる。
でもこれもしょっちゅうやるわけではないし、ミカンもリンゴもバナナもよく家にはあるけれど、いまいち食べる気にならないのはなんでなんだろう。
なんとなーく思ったのは、わたしが食べたいと思うフルーツは日本では高い。
スーパーで手に入るものだって、実はそんなに安くない。フルーツは高級品だ。
でも、台湾に行くと色鮮やかで瑞々しくて、美味しそうなフルーツが手頃な価格でそこら中にごろごろしている。
日本では高級品のあれこれが、品種まで様々に並んでいる様子はザ・南国。
別の国に来たんだなぁという感じが一番する。

だけど、最初のうちはマンゴーかき氷とかをとりあえず押さえ、あとは色々あるけれどまあいいか、みたいな感じで眺めていた。
昔、台北で3週間だけ師範大学の春期講習に参加したことがある。
その時クラスを担当してくれた、ちょっと加賀まりこ似のマダムな先生は、授業の時に何度か台湾のフルーツを買って食べさせてくれた。
3月だったから、棗子や蓮霧だったのだけれど、ぼんやりした味ながらも、たぶんその時の自分では買わなかったものだから、はじめての体験をさせてくれてとてもありがたかった。
そして先生はみんながあまりフルーツは食べないと言うと、「先生はフルーツ大好き!毎日食べないと調子が悪くなっちゃうわ!」と言っていて、それがなんだかすごくいいな!台湾ぽいな!ときゅんとしたのでずっと印象に残っている。
それから、なんとなくフルーツを自ら買ってよく食べるようになった。
ちょっと暮らして、市場に通うようになると旬のものが何かがよくわかるようになる。
4月の終わりくらいからマンゴーが出始めて、お、出たね、ってみんなが喜んで、6月はライチ。

ライチは玉荷包と黒葉の2種類をよく見かけるけれど、わたしは緑かかった方の玉荷包がお気に入り。
これは1ヵ月くらいしか出回らないから、このフレッシュライチを食べるために台湾に行ってもいいくらい。


でも、実はライチが終わると龍眼が出てきて、ライチに比べると果肉は少ないけれど、すっきりとした甘さが気に入っている。


龍眼は漢方の材料になるようなものだから体にもいい。疲労回復に効くみたい。
だから疲れたときには口にするようにした。
マンゴーも台湾産の愛文マンゴーが一番美味しいなと思っていたけれど、フルーツ屋さんに行くと、大きさも色も様々なものがあることが分かった。
去年初めて食べた水密桃マンゴーがすごく印象に残っている。あれはまた食べたいな。
永康街の店頭にフルーツジュースが陳列してあるフルーツ屋さんで買いました。
このあいだ、週末限定のファーマーズマーケット「希望広場」に行ってきたのだけれど、そこで試食させてもらった釈迦頭が美味しかった。
まさにお釈迦様の頭のようなビジュアルですんごく甘いフルーツ。

中には黒い種がゴロゴロ入っていて、正直いままでそこまで美味しさを感じたことはなかったけれど、そのときやっと美味しいかもと思って、自分でも買うようになった。
試食でもらったみたいに、柔らかくなったものをスプーンですくって食べる食べ方もある。
もちろんカットしても食べる。
好きな人はものすごく好きなフルーツ。アイスクリームみたいと味わいを表現する人もいる。とても好きな表現。
あとは台湾にいてよく食べるのはスイカ、パイナップル、グァバ、パパイヤ、ドラゴンフルーツ。
冬は先生があの時くれた棗子(インドナツメ)と蓮霧。
スイカは台湾で見かけるものは日本で「ゴジラの卵」みたいな名前で売っているのと同じ感じの、横に長い超ビックサイズのやつ。真夏日はスイカジュースが最高。

パイナップルは芯まで食べられるジューシーさ。牛奶鳳梨(ミルクパイナップル)というのが美味しいよと友達から教えてもらったのだけれど、まだありつけていない。食べなきゃ。

グァバは中が白とピンクのがあるのだけれど、ものすごいビタミンⅭが豊富と聞いて、よく食べるように。夜市に行くとカットして梅の粉をかけてくれるのが売っているのだけれど、それもまた美味しい。
いつかの高雄で買ったものがすごく美味しかった。

パパイヤも子供の頃食べた記憶があるのだけれど、その時の乳臭いものとは全然違う、甘くて、まろやかでとろけるような味わい。パパイヤミルクも最高に大好きだ。
ドラゴンフルーツも中が白と赤いのが売っているのだけれど、ポリフェノールが見るからにたっぷりな赤いのを好んで食べる。
甘いとか酸っぱいとか味の主張は全然ないのだけれど、適度な歯ごたえと種のプチプチ感、そしてみずみずしさ。
まるごとカットしているときに手が真っ赤になる感じもすごくうっとりする。

忘れてた、中秋節の頃に食べる文旦も好きで仕方がない。箱買いしている台湾人をいつも羨ましく見ていた。
ぜんぜん酸味のない柑橘系。しなびてきてもっそりした食感のものも案外美味しい。

前まで住んでいた家の近くにはフレッシュフルーツのジュース屋さんがあって、そこではカットフルーツも50元(約200円)くらいで売っているのだけれど、先日また近くにいたから買ってみると、中身が好みすぎた。

スターフルーツ、グァバ、レンブ、リンゴ、パイナップル、ドラゴンフルーツ、キウイ、下にはメロンとパパイヤ。トマトも台湾ではフルーツ扱いなのでイン。

こんなにも台湾にいるとフルーツを欲するのに、また日本に帰ってくるとぱたんと食べなくなる。
でも、もう理由がわかった。
わたしの好きなフルーツは台湾フルーツ。
台湾で太陽の光をたっぷり浴びて、野性味あふれる感じですくすくと育ったやつを、水分を補給するように食べるのが好き。
だからしょうがない。行って食べるしかないのだ。
「台北でしたい100のこと」はじめたきっかけはこちらより。