いつかの日曜日、西門にてお友達にイケ子の好物、天天利の滷肉飯をご紹介し、ちょっとお茶でもしようか、となった時にそういえば行ってみたかったカフェがある、と思い出し付き合っていただいたのがこちら。

 



 

すごく素敵な雰囲気ですよね。

ここは西門の中山堂という日本統治時代に建てられた建造物の4階にあるカフェです。名前は「劇場珈琲」。


今年、台北ランタンフェスティバルでこの中山堂の壁にプロジェクションマッピングが映し出され話題になっていました。それだけ外観も味わいがあって素敵な建物。全体的にアカデミックな雰囲気が漂っています。中はこのように綺麗にリノベーションされていて、3階は茶藝サロンになっていました。お茶のことなどが学べるようです。4階とは全く異なるアジアな雰囲気が魅力的なので立ち寄ってみてほしい感じです。



さて、こちらのカフェ、メニューはこれだけ。珈琲のみです。デザートも軽食も、お茶の類もなく、かなり硬派。なので珈琲が飲めない方はちょっと厳しいかも。反対に珈琲好きならば訪れるべし、みたいな感じです。



なぜならばかなりのこだわりを感じられる珈琲だったから。抽出方法はサイフォンです。で、豆を挽いた後、抽出前に一旦席まで来てくれて、豆の香りをかがせてくれます。この日イケ子はグアテマラ、お友達は台湾産の珈琲を注文。ちなみに台湾産の方は1杯300元となかなか高級です。



カウンター周りはこのような雰囲気。




全体的にほのぼのとして穏やかな空気が流れている空間です。日曜の午後なのにお客さんの数はまばらで、だからこそ穴場かも、と思いました。読書とかもここなら静かだしゆっくりできるなー、って。まるで西門じゃないみたい。



さて、抽出が終わったらまたこのように席まで来てサーブしてくださいます。

こちらのワイングラスは香り用。




クッキー一枚がサービスでつきます。カップに注いでもまだまだこんなにたっぷり残っているので最初はお値段高め!って思ったけれど、むしろゆっくり過ごせるときはたくさん飲めるしお得かも、って思いました。

 

お友達と、飲みきれないかもね、なんて最初は話していたけれど、なんだか話がエキサイトしてきたらきがつけばがぶがぶ飲んで飲み終わっていました。笑

 

グアテマラは結構な酸味系、台湾産のはふかーいハーブ系のわりとどっしりした感じの珈琲でした。どちらも真逆なタイプで飲み比べがおもしろかったです。

 

劇場珈琲

住所:台北市延平南路98號 中山堂4F

電話:02-2388-1237

営業時間:09:30〜19:30