少しだけゆとりがでてきた今日この頃、ふと周りを見渡してみるとまだまだ知らない、でもとても素敵な台湾がたくさんあるんだな、と実感する日々です。

 

先日ネットでたまたまみかけて心惹かれる写真があったので早速行ってみることにしました。

 

 

「文房 Chaper」という予約制の図書館です。


日本家屋を台北市政府の「老房子文化運動」という取り組みにより蘇らせ、現在はこのような形で運営を行なっているそうです。

 

手掛けたのは台湾で数多くのおしゃれショップを手掛けている「VVG」とのことでさすが居心地の良さとおしゃれさが上手く融合した素敵な空間になっていました。

 

入り口はこのような雰囲気でイケ子は地元札幌にあるお菓子屋さん六花亭が運営する「六花文庫」のことを思い出しました。

 

そこも無料で利用出来る食に特化した本の図書館で凛とした雰囲気がどことなく似ているのです。

 

 

最寄の駅は「忠孝新生」。徒歩圏内です。

閑静な雰囲気の臨沂街にありました。

 

 

 

屋外は自由に見られますが館内はネット予約が必要との立て看板が入り口にありました。

 

 

基本は10時から2時間ごとの予約時間の設定になっていて、申請画面の表記は英語もあるのでさほど難しいことはないと思います。

身分証明書の番号の入力があるのですがパスポートナンバーの下4桁を入力すればOK。

当日も身分証明を忘れずにお持ちください。

 

 

門をくぐるとこのような建物が。とてもきれいに修復されています。

 

 

玄関で受付。靴を脱いで上がります。お碗で作ったライトがかわいらしい。

靴下必須でなければ貸してくださいます。

入館したらスタッフの方から館内の説明が一通りあり、あとは自由に本を読んでくださいとのこと。

 

 

 

書籍の数はそこまで多くはない印象ですが日本語の本などもちらほら。

個人的に読みたい、と思う心惹かれるものがたくさんありました。

 

 

 

空間ごとに様々なイスがあり、座る場所とかあるのかな、とちょっと思っていたのですがかなりゆとりのある予約人数の設定なのかな。

ゆったりと好きな場所に座って読書を楽しむことができました。

 

 

 

 

イケ子はこちらの席に。

台湾人の方が書いた乙女本と菊池亜希子ちゃんの職場拝見の本、村上春樹翻訳の本。

とりあえず気になるものを持ってきたけれど2時間ではあたりまえだけど足りず……。

でもこの空間でぱらぱらできて幸せな時間でした。

 

 

読み終わった本は大きなテーブルの部屋のこのかごに入れます。

 

そしてこちらの図書館のすごいところは

 

 

なんとおやつの時間があるのです。

 

 

受付をすませるとこのカードをいただくのですが、大体1時間たったくらいに

 

 

こちらのカフェスペースにてお茶とお菓子を無料でいただくことができます。

 

 

茶器で出していただく中国茶に

 

 

ハンドドリップで淹れたコーヒー。

 

 

かわいい……。

焼き菓子のときなどもあるらしく驚きのサービスです。

 

その他にも展示スペースもあって、ここは日本と台湾のアーティストの展示などを行なっているようです。

 

 

 

この日は活版印刷の展示でした。

 

 

 

ほっこりイラスト。

 

とても素晴らしい空間でした。

あっという間の2時間。

途中お茶の時間なども入れると1冊の本と読み終えるというのはなかなか難しいかもしれませんがかなりリフレッシュできました。

 

でも読みかけの本の続きが読みたいな、と次の予約を試みてみましたがどうやら次は3ヶ月後じゃないとだめみたい。

 

そっかーと思いつつ、またあの空間で本を読むのを楽しみに次回を待ちたいと思います。

 

文房 Chaper

台北市中正區臨沂街27巷1號(MRT忠孝新生站5番出口) 

02-2341-9662

営業時間:10:00~18:00 (月曜休館)

予約HP:http://www.vvgchapter.com.tw/