9月15日に台湾で公開になる映画「地圖的盡頭」

そのロケ地巡りの旅2日目です。

 

映画予告はこちら。台湾映画だけれど日本語がたくさん聞こえてきます。

美しい金瓜石と北海岸の景色。ともに台北から車で1時間ほどで行ける場所です。

 

 

2日目の工程はこちら。

 

金山の宿を出発ののち同じ金山地区にある美術館、そして海沿いの道を走りながら海を見ながら食事が出来る素敵カフェへ、その後は陽明山へ車を走らせ小油坑という場所からまた自然いっぱいの豊かな景色を堪能、そのまま陽明山にある映画のロケ地となった昔、米軍寮だった場所をリノベーションしおしゃれカフェにてお茶、という流れです。

 

こんな素敵な場所があったなんて、とこの日もまた驚きの連続。

今回の記事はカフェ好きさん必見です。

 

 

この日はブルーノ&アシスタントちゃんたちとは別行動だったため、写真に写っている台湾で司会者業をしているケイトとデイビットと3人旅でした。

ケイトはこんな美人なのに美味しいものに目がなくてユニーク、デイビットも超ほのぼのしたほんわか男子でこの辺りは走り慣れているのかナビもガイドもばっちり。

相変わらず笑顔いっぱいの2日目でした。

 

鼎帥溫泉旅館を出発し、

と書きはじめようかと思いましたがこの鼎帥溫泉旅館についてもう少し。

ここ、モーテルなのですが台湾のモーテル感は日本のそれとは違う、ということを1日目の記事で書いたのですが、うんやっぱり違うんだな、と実感したのが朝ごはん。

 

なんと食堂があって、朝ごはんが食べられます。

朝はそんなに食べないことも多いからこの日もコーヒーだけでいいかな、と思っていたのですがみんなに美味しいから食べな、と言われて食べてみたら味も良くてびっくり。

 

 

台湾式卵焼きに、お肉の煮込みルーロー。キャベツとナスの炒め物。

蒸し器の中にはおまんじゅや、台湾らしくお粥なども。

 

 

 

なんかほんとイメージ変わりますよね。明るくとてもきれい。

 

さて、出発。

最初に目指すのは朱銘美術館

 

ここもまた予想を裏切るモダンな雰囲気にびっくりです。

最近出来たものかと思うくらい。でもこの美術館が出来たのは1999年とのこと。

 

台湾当代彫刻の巨匠「朱銘」は、素晴らしい自然風景がある金山地区に、11ヘクタールの敷地を持つ芸術公園を整備し、異なる地形によって、異なる時期における自身の重要な創作作品を展示しています。必ず見ておきたいのが、室外にある「太極広場」です。ここでは朱銘が最も高く評価されている太極シリーズ作品の、大変力強く異彩を放つ大型ブロンズ鋳造彫刻が展示されています。また、美術館の本館であるピラミッド型建築では、朱銘の平面、木彫、陶芸作品を展示しています。ここでは室内から屋外へと足を伸ばし、動と静のどちらも素晴らしい芸術作品をじっくり観賞することができます。美術館の園内も大変美しく整備されているので、大型彫刻と一緒に様々な変わったポーズを取り、ユニークな写真を撮りたいという写真好きの方にぴったりです。 

出典:新北市観光旅遊網

 

とにかく広い!!敷地内には作品を展示している美術館も大小あわせていくつかあり、作品も想像以上に数があります。予備知識ゼロの状態で訪れたので新鮮で、感動で。

 

作品も親しみやすい雰囲気なのでどの年代の方でも楽しめる美術館だなというように感じました。

 

↓ここが「太極広場」。巨大な石の作品。よくみると名前のとおり太極拳をしているのです。ちょっとほのぼの。

 

なんだかイケ子としましては地元札幌のイサムノグチ設計の「モエレ沼公園」を彷彿しました。

なにか通ずるものがあります。

 

かわいらしいものもあれば戦争モチーフだったりバリエーションもすごいのです。

人物の彫刻はほぼ等身大。よくぞこれだけの数を、と本当に思います。

 

館内もシンプルで気持ちのいい空間。カフェもあるので休憩もできます。

 

 

こんな面白いところがあるなんて、まだまだ知らない人は沢山いるのではないでしょうか。

イケ子はとても好きな場所になりました。来て損はない場所だと思います。

 

さて、次は海岸線を走りながら次の目的地であるVILLA SUGARへ向かいます。

道中広がるのはこんな景色。ただただ気持ちがいいです。

ドライブなんてここ最近していなかったから開放感でいっぱい。

 

 

途中フォトスポットとなっている石門婚紗廣場へ立ち寄り景色を堪能。

 

 

写真からお分かりいただけるでしょうか。

そう、ここはウエディングフォトのメッカ。

青い海をバックにこんなお天気のよい日ならばきっと素敵な一枚になるでしょうね!

 

ここからまた車を走らせて行くと

 

 

このような感じで海沿いにお店が連なる光景が見えてきます。

カフェもぐっと数が増えて、この辺りのカフェの特徴は海を見ながらお食事が出来ること。

 

 

そう。このように!

こちらVILLA SUGARももちろんそのようなお店。

店内、テラス合わせて座席も多く、南国ムード溢れるおしゃれなカフェです。

 

 

ただ、屋外はこの時期やはり灼熱なので殆どの利用客は店内にいました。涼しい2階へ。笑

 

2階からの見晴らしももちろんばっちり。

 

 

食事もパスタ、サンドイッチ、ワッフルなどスタンダードカフェメニューが楽しめます。

 

 

外観はこのような感じでここからはあの海の世界が広がっているとは考えられないですよね。

だからこそこの地区でのカフェ利用は必ずしも感動があるのでおすすめです。

 

 

お腹も満たされたところでここからは陽明山へ入って行きます。

最終目的地は映画のロケで使われたカフェ「白房子Yang Ming Caf’e」

 

カフェ好きイケ子としましては、このカフェもまたかなりの感動ものでした。

 

こんな場所にこんな素敵な!みたいな。

そのことについては後ほど書きますが陽明山は有名なところで言うと夜景の見える素敵バーや自然関係でいうと春先にはお花のカラー畑やいまのシーズンだと紫陽花畑などもあり、そのスケールもやはり大きいので常に気になっているし、そうそう、温泉だってあるしかなり見所満載の場所です。

 

でもやはり山は山。なかなか個人的に来るのは腰が重たくて、こうして車でさくっと連れてきてもらえるのは本当にありがたい体験でした。

そして運転がやっぱり心地いいので山道なのにまたうとうと。笑

 

気付いたら途中スポットの小油坑へ到着していました。

 

小油坑は後火山活動地質の景観区域であり、七星山の西北麓に位置し、陽金公路の小観音バス停より右折し道路に沿って歩きます。海抜約805メートルで、「後火山作用」により形成された噴気孔、硫黄の結晶、温泉、壮観な崩落地形が最も特徴的です。小油坑本身だけでなく、ここの展望台からは竹子山、大屯山、七星山、小観音山等の円錐形火山、金山海岸及び駐車場等を一望できます。

出典:陽明山国家公園HP

 

付近には硫黄の匂いが立ち上り、どこか懐かしい感覚に。

こういうところに来ると日本にいるのか台湾にいるのか時々わからなくなります。温泉地なんだな、ということが実感できる景色です。

 

さあそしてついにカフェ「白房子Yang Ming Caf’e」です。

映画の予告でもここで撮影されたシーンが流れていました。

 

この界隈は昔、米軍の寮などがあった場所でこの建物もまた宿舎として使用されていたものとのこと。

近年政府がこういった古い住居等をリノベーションし再生させるというような取り組みを行なっていて、ここもまたそのような形で生まれたまだ新しいカフェなんだよ、ということをデイビットが教えてくれました。

 

台北市街地ではあまりお目にかからないなんとも味わいのある一戸建て。

こうした平屋自体が珍しい。

 

 

かわいいですよね。

中もこのように自然光溢れるなんともため息が出るような空間です。

 

 

全体的に落ち着いた雰囲気の大人カフェでとてもセンスがいいです。

 

 

個室などもあり、中はかなり広い印象。

 

メニューも本格的なお食事メニューからデザートまで幅広く。

コーヒーもこだわっているようでハンドドリップのものは豆を選べます。

味ももちろんクオリティ高く、満足度が高いです。

 

 

そして最後に我々がこの日一番盛り上がったのが映画のシーン再現ごっこ。

モデルがいいのでイケ子もついつい燃えてしまって超連写です。笑。

 

 

映画に出てくるのもこちらの席。

映画が公開されたら一気に混んでしまうのかな。ぜひまた訪れてのんびりしたいカフェです。

 

ここだけではなくこの周辺には入ってみたい、と思うようなカフェがいくつもありました。

 

近隣のBRICK YARD 33 1/3(↓の写真)もはしごで行く予定だったのですがちょうど夜営業の前の休憩時間で入れず。無念。

ここも入り口のこの雰囲気からしてよさ気なムード満点でいつかリベンジするぞ、と誓いました。

 

 

朝9:30にホテルを出発し、この辺りを台北に向けて出発したのが16:30頃。

1日目の記事でも触れましたが、車を1日チャーターすればこんなにも充実した旅が出来るんだなとほんとしみじみ実感した楽しい旅でした。

アートに触れて、海を見て、カフェでごはんを食べ、山にも行き、休日やちょっと今までとは違うことをしてみたい!という何度目かの台湾旅の方、そして何よりも日常からちょっと離れて癒されたい!という方にはかなりおすすめできるモデルコースではないのかな、と思いました。

 

映画の公開は9月15日。

この旅で巡ったところがどのように出てくるのかが今から本当に楽しみでなりません。