迪化街へ行った帰り道、きょうはもうちょっと歩きたいなという気分のときはバロック建築が美しいスターバックス保安店などがある大きな通り「重慶北路二段」まででて、そこから中山駅を目指しててくてく歩いたりするのですが、そうするとつい寄ってしまうのが「寧夏夜市」。

 

ほどよい規模の夜市なので、目的もなくふらっと往復して、夜市の雰囲気を味わったりします。

グルメ夜市とも言われているけれど、特にイケ子としてはこの店のこれ!みたいなものがないので、もうちょっと食べ歩きしてお気に入りを見つけたいな、とかは思うのですが、なんども往復しているのでここがいつも混んでいる、とかはなんとなくわかるようになってきました。

 

この日は雨の日曜日だったので人は少なめ、土砂降りでもないけれど出ていない屋台などもあってかなり落ち着いた雰囲気。

 

いつも人が並んでいる、タロイモコロッケ「芋餅」のお店もひとがまばらだったので、お腹がいっぱいだったにもかかわらず、行列の店が行列じゃないと買いたくなってしまうといういつもの悪いくせがでて、ひとつだけ、のつもりで買ってみたところ、2つからしかだめなのよ、とのことでなんとまさかの2個購入。

 

 

 

こちらのタロイモコロッケ、なにも入っていないタロイモだけの「香酥芋丸(20元)」とアヒルの卵の卵黄と肉鬆という肉そぼろが中に入った豪華版「蛋黃芋餅(25元)」の2種類。

というわけでひとつずつ買ってみましたがどちらがどちらか案の定わかりません・・・…。

そして、ちょっと手がふさがっていたのとひとつはあとで食べようと思ったので、袋をくださいとお願いしてみたら、袋は50元以上のお買い上げでなければいただけないとのこと。

今回のお会計45元。

 

ならば仕方がない、とその場でぱくり。

 

正直に言いますね。

実は過去にもこれは食べたことがあって、その時は味もぼんやりしているし、なんでこれにこんなに行列ができているのかあまりよくわからなかったのです。

そして台湾の豪華版の粽とか中華菓子にはよくこのアヒルの卵の卵黄&肉鬆コンビがインされているのですが、なんかもそもそするし、この意味も正直よくわからなかった。

 

でもなんだかだんだん好きになってくるんですよね。

今回この食べ物、3度目くらいにしてようやくおいしいと感じるように。

 

 

タロイモの味は相変わらずぼんやり。

でも一口食べたときのもったり、ねっとりとした食感がなんともたまらない。

はじめて食べたときは、なんかソースかけたいとか思ったけれど、ああ、そうそうこんな感じだったよね、とか考えながら、小ぶりでそんなに油っこくもないこのコロッケを食べていたら恐ろしいことに、気がつけば2個完食。

 

並んでまでとは、とやっぱり思うけれど、人が少ないときにはやっぱりまた買ってしまいそうな、寧夏夜市の名物です。