はじめて台湾へ短期留学をしたときに、国際キャッシュカードを作りました。
楽天銀行の楽天デビットカードです。
これがあれば現地のATMで日本円を台湾ドルで下ろすことができるし、他の国でも同様なので、いまでも必要なときはこれを使用し、何事もなく過ごしていたのですが、トラブルはある日突然予期せぬ形でやってくるものですね。
すでに解決済みなのですが、すこし困ってしまいました。
何があったかというと、とある銀行のATMで現金を引き出し、エラーになったので、ああ、この機械は対応していないんだな、と思い、近くのファミマで同じ金額を引き落としたのですが、後日、明細をオンラインで確認してみるとエラーになった分までお金が引かれていたのです。
絶対に取り忘れとかではなく、エラーという記憶はあったので、楽天銀行に電話をして調べてもらえないかいうと、それはこちらでは対応できなくて、直接ATMのあるところでエラー送信をしてもらってください、なんていうのです。
たまたまわたしは台湾にいる段階で対応できたからいいものの、これが旅行で帰国後で、中国語もNGで現地にも知り合いがいない、とかだったらかなり難易度の高い案件なのではないでしょうか……。
イケ子ももしこれがベトナムとかだったら完全アウトだったな……って思っています。
で、イケ子もこの案件はこの先もうひとりでは無理……!と思ったので現地のお友達に頼りました。
まず対象のATMのある銀行に連絡をしてもらったところ、電話だけでは対応できないので、直接銀行に来て、ATMの防犯カメラを一緒に確認しなければだめです、と言われました。
残念ながらその日は金曜日だったため、土日は銀行はお休み。
わりとせっかちなのでなるべく早く解決したかったのですが、月曜日までおあずけとなりました。
そして、いざ月曜日、友達にまた付き合ってもらって銀行へ。
受付で調べてもらったけれど、ちょっと調べるのに時間がかかり、でも別のところに問い合わせた所、「あなたのことを待っていました!」という感じで、銀行側ではエラーがでていることがわかり、防犯カメラでも日本人というとこまでは判明していたそうなのですが、ATMのデータではどこの銀行で誰の口座かまではわからなく、直接こうしていかなければ、見つけ出すことはできないのだそうです。
こんなにシステムが発展している世の中なのに、そこはこんなにもアナログなのかと驚きました。
エラー引き落としが発覚してから3日後、友達のおかげで案外スムーズに解決できましたが、今後はエラーがでたときこそ明細を持ち帰る(ATMが複数台あるときはどのATMを使用したかも問われます。正直そんなの覚えてないですよね……。だからこそ!)、そしてすぐオンラインで銀行の残高明細を確認しようと心に決めました。
もちろん、ネットを見てみると同じカードを使っている方で、別の国で同じトラブルにあっている先輩たちもおり、みな苦労しながらも自力で解決している様子でした。
もし、同じようなカードを使っている方は要注意かもです。
さて、そんなことがあったからじゃないけれど、そのときの週末、行天宮のあたりまで行く機会があったので、お参りしていくことにしました。
商売繁盛の神様がいるところです。
ここでは収驚といって、無料でお祓いのようなものをしてくれるのですが、いつもすごい行列で諦めて帰ることが多かったのですが、この日は比較的少なかったし、銀行のこともあったので、ちょっとやってもらおうと並びました。
順番が来たら名前を告げると、大体1分間くらいかな、丁寧にやっていただけます。
収驚は自分が驚いて出て行った魂を戻してもらうのだそうです。
この意味は、実はやったあとにはじめて知ったのですが、なんだか今の自分にぴったりでした。
ほんとお金のことはびっくりしたもの。
それにしてもATM!エラーのときこそ慎重に!
海外キャッシングなども同じような事例がありえるかもですよね。
ちなみに楽天デビットカードはファミマATMなら無料、セブンイレブンだとなぜか100元も手数料が取られるので、台湾で使用するならファミマがおすすめです。
やっぱり便利なのでこれからも手放せないと思うけどほんと突然なにがあるかわからないな、と思ったトラブルでした。