先日ふとスーパーの調味料コーナーにてこんなに見たことのない商品が山ほどあるのに全然試したことがない上に、同じ調味料でもブランドごとに必ず数種はあって、味とかやっぱり結構違うのだろうかという疑問がむくむくと湧いてきました。
せっかく台湾にいる上にいい設備ではないけれどキッチンもあるのだからとりあえず気になるものだけでもどんどん試してみたいなと、妙に気分が高まってしまい、
とろみのあるお醤油「醤油膏(油膏)」をお手頃価格とお高めのを買って味比べをしてみたり(結構違いました)
とりあえずお土産にもよさげ&パッケージが好みのものなどをまとめ買いしてみたり
などなど自分なりに自由研究をしています。
醤油膏は特にこんなに量があるものだからお醤油代わりにがんがん煮物などに入れて消費し、結構使いこなせるようになってきた感覚です。
照り焼きソースのようなみたらし団子のタレのようなほんのり甘いお醤油は食堂だとピータン豆腐のタレや朝食メニューでクレープのような「蛋餅」のソースとして使われていたり、ボトルに入ってテーブルに置いてあったりもします。
そんなこんなでやたら最近は調味料コーナーにいる滞在時間も長いのですが、ふとこんな商品を発見。
「紅蔥醬」
紅蔥は台湾エシャロットと呼ばれるものでそれを揚げたものをルーロー飯のお肉を煮るときに一緒に入れたり、その他にもスープや鶏肉飯のタレなんかにも入っていて、とにかくよく使われる食材です。
揚げエシャロットも袋詰めて売っていたりするのだけれど使い切る自信もそもそもそれまで家ではほとんど台湾的なものを作らないから需要がなかったのですがこの紅蔥醬ならばすでにオイル漬けになっている上に小瓶なので使い勝手がよさそう!と思い購入してみました。
一番小さな69元(約250円)のものにしましたよ。
なかはこんな感じ。成分をみているとすでに八角、クローブ、シナモンなどの抽出物や醤油、胡椒、辣椒などがブレンドされているようなので、八角が苦手な人はちょっと厳しいかもしれません。でもぐっとそれっぽい味になるのは間違いなしな気もします。
さて、これを買って真っ先に作ってみようと思ったのが滷肉飯。
なんとなく、ここ最近買い集めていた調味料で行ける気がしたので、この写真の3点(油膏、紅蔥醬、五香粉)に常備してある砂糖、酒、黒胡椒を用意。
お肉は脂身があまり好きではないので買ってきた赤身の細切りを面倒なのでそのまま使いました。見た目をもっとそれっぽくしたい場合は細かくカット、とろとろ滷肉飯にしたい場合は角煮用の厚切り肉を好みの大きさにカットして使うとよいと思います。この日は200g使用しました。
さて、作り方です。アバウトですがご了承ください。
まずフライパンに紅蔥醬を大きなスプーン2杯分くらい入れて熱し、お肉を入れて炒めます。
五香粉をお好みで。(紅蔥醬に似たようなスパイスがすでに入っているのでいらないかもですがあるとよりぽい風味に)
八角あまり好きじゃない割になんとなく結構いれましたが最終的にそこまでパンチは効いていませんでした。
鍋に移して、さらに紅蔥醬をスプーン1杯。
スティクシュガーを1本分。
酒20cc、油膏30ccを入れ、よくかき混ぜて電鍋で加熱(外鍋にはお水250ccくらい)。
電鍋は途中蒸気が中に入ることも考えてお水は入れていないのですが、鍋で調理する場合は材料ひたひたになるくらいのお水を中に入れてから火にかけて、ゆっくり煮込んであげるといいかもしれません(これは検証していないので各々お試しください)
途中思い立って黒胡椒を振りかけました。スパイシーなのが好きなのでこれも結構たっぷり目に。
大体このくらいの色と水分で完成。この段階で完成でもいいのですが、この日は一晩寝かせました。
翌日はこんな感じに。お米と一緒に電鍋で再加熱しようと思ったので蓋つき陶器に移します。
ちなみにこの陶器は香港の倉庫みたいなお店「粤東磁廠」(よくガイドブックにも載っているところ)で買ってきました。その時は電鍋で使うことなど想定していなかったのですが、ぴったりな使い方が見つかってますますお気に入りに。
お米は先日神農市場で買ってきたこの容器を早速使用。お米100©©にお水110©©くらいちょっと硬めの炊き上がりです。
こんな感じであと1つ入る余裕あり。汁物でも作ればばっちりでしたね。容器があと1つ欲しいところ。
ちゃんと炊き上がりました。
お肉もほどよく水分が出てつゆだく滷肉飯も楽しめます。
あとはごはんにたっぷりのせていただきます!