今年の4月と5月に札幌で台湾イベントを開催させていただき、その際、参加者の方の質問にイケ子がお答えします!というスタイルをとらせていただいたのですが、
「深夜便のLCCを利用するけれど、チェックインまでどう過ごそう。そして実際深夜の治安はどうなの?」
という感じの質問がいくつかありました。
深夜便といっても時間帯は様々なので、例えば3時台とかならMRT空港線の最終まで台北で遊んで、桃園国際空港へ向かうのが一番スムーズじゃないかなと思うのですが、
(ちなみに2019年7月現在の桃園空港行き、台北駅の発車時間はこちら)
紫の文字が快速黒字が普通列車です。
具体的な到着時刻を知りたいときはこちらで検索を。
もし、この最終と次の始発の間の時間帯に空港へ向かいたい場合、次の選択肢となるものは高速バスかと思います。
台北駅のすぐ隣には「國光客運」というバス会社のターミナルがあって、こちらからだと24時間空港行きのバスが発車しています。
場所はこちら
台北駅構内からだと「東一門」という出口から。
MRTの出口だとM1またはM2から出るとすぐにターミナルがあります。
時刻表はこちらにあるのですが、結構な本数が出ているので、これさえ乗れば空港へ向かえます。所要時間は約1時間。車内はWi-Fiなどもあるので実はかなり快適。
ただ、ひとつ心配だったのが、この國光客運のターミナルには果たしてロッカーはあるのかということ。
深夜のバスに乗るとして、それまで遊ぶとしても大きな荷物があればとても邪魔。
台北駅地下街含め、付近にはコインロッカーは山のようにあるけれど、深夜は果たして空いているのかなどちょっと不安要素も多い。
その点、バスターミナルにロッカーさえあれば確実にピックアップできるので安心ですよね。
数年前までこのターミナルは別の場所にあって、以前の場所の時はまさにそこのロッカーに荷物を放り込んで、夜市でぎりぎりまで遊んでバスに乗って深夜空港まで行く、ということを実際にしたこともあったのですが、いまのターミナルになってからは利用したことがなかったので、はっきり自信をもってお答えすることができませんでした。
ただ、参加者の方からはありましたよ!との報告をいただいていたので、ある、ということはわかったのですが、実際に自分の目で確かめてみたかったので、前回の台北滞在の時にちょうど近くを通りかかったので訪れてみました。
外観の写真は撮り忘れてしまったのですが、中はこんな感じ。
新しいのでまだピカピカです。
乗車チケットはこちらのカウンターまたは自動販売機があるのでそちらでも購入可能。
ICカードも使えるので残高が残っている場合はそれでもオッケーです。
反対側はこんな感じ。
M2出口のエレベーターは直結。深夜は営業していないと思いますが飲食テナントもいくつか。隣にはコンビニのハイライフが入店しています。
両方桃園空港行きとなっていますが2番「1819線」の方で。
(3番の1961線は停留所が多いので到着が遅くなります。)
さて、ロッカー。
カウンターの向こう側にありました!
でも数はこれだけ。2階も行ってみましたがロッカーはありませんでした。
全部埋まるということがあるのかどうかはちょっと謎ですが、運次第というところもあるかも知れません。
料金は小さいほうが3時間40元、以降1時間ごとに10元加算。
大きな方は3時間70元、以降1時間ごとに20元の加算。日本語の案内にもできます。
台湾でよくみかけるひとりカラオケボックスもありました。笑
あ、あとこの周辺の治安ですが、ここは24時間営業とはいえ、台北駅の周辺は深夜は意外と人気がなく、さらにホームレスの方が多くいらっしゃり、まさに駅の周りで寝ているので雰囲気的にははっきりいってよくないです。
なのでひとり旅とかでうろうろするのは正直言っておすすめできないので、深夜の場合は直前にいた場所からここまではタクシーで来るのが(しかも流しとかじゃないちゃんとした会社の)、安全面から言うと一番ベストなのではと思います。
わたしはタクシーなら大手タクシー会社の「台湾大車隊」または「大都會」に乗ると決めていて、最近ならば履歴が残るという安心感があるのでUberも使います。
よく言われていることですが、車体がぼこぼこのとか傷だらけのとか、声かけてきたりするような車はドライバーさんの質がよくないことも多いので乗らない方が安全です。
台湾は安全とよく言われていますし、確かにこれまで危険な目にはあったことはありませんが、以前、たまたま台湾のニュースを見ていたら住んでいるところのすぐ近くに(夜市などもある場所です)、夜不審者がナイフを持って歩いていたという情報が流れ、以降かなり気を引き締め、夜の散歩とかも大好きだったのですが、特に深夜はひとりで歩かないようにすることにしました。
在住者の友達も「台湾大車隊」のアプリを入れて、深夜帰宅の際はアプリで呼んでいる人が多かったです。
南国だし、どうしても開放的な雰囲気になることもあるかと思いますが、気を抜かないことが一番。
どうぞいかなるときも無理をせず、安全な旅をしてくださいね。