こんにちは。イケ子です。
8月末に今年何度目かの台湾へ行ってきました。

フライトはいつものように
新千歳空港発の直行便を利用。
台湾桃園国際空港(台北)までは約4時間です。

今回は
チャイナエアライン(中華航空)
にて台湾までの空の旅を楽しみました。

チャイナエアラインは1959年設立。
台湾を代表するスカイチーム所属のレガシーキャリアです。

札幌新千歳ー台北便は毎日運航

時刻表は
15:00 札幌 (CTS) - ターミナルI
18:15 台北 (TPE) - ターミナル2
15時発なので、朝もゆったりできるのがこのスケジュールの魅力!

空港では出発時刻の2時間前からチェックイン受付が開始。
13時頃には空港に着くように自宅を出発します。

チャイナエアラインといえば
コロナ禍の時に旅客機を利用した臨時の貨物便を運航し、北海道と台湾を結んでくれていたり



乗客を乗せた札幌新千歳ー台北便の運航も、どこよりも早い昨年8月には再開。
とにかくやってくださることが粋でカッコよくて、さすがチャイナエアライン!とひとりの道民として、勝手に感謝の気持ちを抱いていました。

今年6月に行った台湾もチャイナエアラインを利用したのですが、実は搭乗したのは10年ぶりくらい。

機体はエアバスA330-300。
10年前に比べるとサービスも機内の快適さもレベルアップしているのを感じて、安定したフルサービスキャリアの貫禄みたいなものが伝わってきました。

そのくらい快適な空の旅でかなり満足していたのですが、この夏(7・8月)、新千歳ー台北間の路線では最新の設備が搭載された

ボーイングB777-300ER

が使用されているとのことで、チャイナエアラインの方も「トリプルセブン300ERはいい飛行機ですよ!」と皆さん口々におっしゃっていたので、搭乗する前からかなりワクワクしていたのです。

ボーイングB777-300ERは

・プレミアムビジネスクラス
・プレミアムエコノミークラス
・エコノミークラス


の3つのシートタイプに分かれているのが特徴で、ビジネスクラスではフルフラットシートが採用されています。
※ただし札幌新千歳発の場合は、プレミアムエコノミーをエコノミーとして販売。
座席指定の際、追加料金を支払うとプレミアムエコノミーを利用できます。




客室内も木目調の壁が印象的な落ち着いた大人の雰囲気で、そのラグジュアリーさに驚きました。

これまで飛行機は、極論としては目的地に無事に着けばもうそれで大満足と思っていたところもあるので、機体までこだわりを持ったことは正直なかったのですが、結論から言うとその価値観が変わってしまうほどの素晴らしい体験でした。

今回、往路はビジネスクラス、復路はエコノミーを利用したので前後編に分けて搭乗記をお届けしたいと思っています。

前置きが長くなってしまいましたが
今回は札幌新千歳ー台北線のビジネスクラス編です。



8月某日

13:00
新千歳空港国際線ターミナルの3階へ。

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チャイナエアラインのこの日のチェックインカウンターはB10-B16。
インフォメーションのすぐ左手です。

事前にオンラインチェックインは済ませていたので、スーツケースを預けるためカウンターへ。
見た感じ並んでいるほとんどが台湾人の方。
さくさくと進んでいき、さほど待たずに無事完了。

プリントアウトしたチケットは持っていましたが、ラウンジのチケットと合わせて発券してもらいました。

新千歳空港国際線のフロアMAPはこちら
img-map_inter_departure
画像参照:新千歳空港ターミナルビルHP

(新千歳空港は、コロナ禍の直前に改装を行い、国際線が広くなりました。ただ、これまでのコンパクトさに比べ、場所によっては移動距離が増えてしまい、それが結構疲れるので、個人的には残念だなと思っていました。例えば、チェックインカウンターも↑のMAPの右側にあるCとDはインフォメーションから260ⅿほど歩かなくてはならないので、重たい荷物を持ちながらだと結構ストレス。その点、チャイナエアラインは大抵インフォメーション近くのAかB。移動も少なく、すぐに荷物を預けることができるのがすごくいいなというのが前回と今回利用しての感想です)

13:10
保安検査と出国手続きへ。
出国手続きも自動化ゲートになっているので、機械にパスポートを置いて、顔認証を終えたら完了と、とてもスムーズ。

出発の流れは新千歳空港ターミナルビルのHPがわかりやすいのでリンクを貼っておきますね。



この一連のスピーディーさが新千歳空港の良さだなと思います。
悪天候による欠航など、よほどのことがない限り、どのポイントでもあまり待たされたという記憶がありません。

13:20
搭乗ゲートとロイヤルラウンジへ

IMG_5534

まず今回の搭乗ゲート「69」の場所を確認。
これまた出国審査を終えて出てきた出口から一番近い場所と全然歩かなくてもいい場所です。

ビジネスクラスの乗客が利用できる4階のロイヤルラウンジも69ゲートとほぼ同じ位置にエスカレーターが。
搭乗時間ぎりぎりまでラウンジでゆっくりできるので、早速チャイナエアラインの恩恵を受けているような気分になってきます。

ロイヤルラウンジは前回Instagramでリール動画を作成したのでよければこちらにてご覧ください。


広々とした空間の居心地の良さはもちろんのこと、フードはラーメンにスープカレー、そして生ビールがサッポロクラシックと北海道らしさにこだわっているのが伝わる感じが地元っ子としても嬉しいのです。

搭乗口の目の前にある免税店も北海道土産の品揃えがいいので、お土産が必要な時はここでショッピングもありなのですが、こちらは外国人旅行客でレジがいつも並んでいるので、余裕を持って買い物するのがおすすめです。

14:30
さあ、いよいよ搭乗です。

ボーイングB777-300ERのシートマップはこのようになっていて
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画像参照:チャイナエアラインHP

ビジネスクラスは前方の10列。

DSCF1383

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プライバシーに最大限配慮したフルフラットシートとのことで、完全にこれは個室。
この角度では他の人と目が合ったりということもありません。
色合いも非常に落ち着いた雰囲気の大人の贅沢空間といった感じで、どう考えてもリラックスしかできません。

こんな素敵な機体が札幌新千歳ー台北間で飛んでいたなんて……!
結構な衝撃でした。

搭乗の際、モニターには台湾のCMが流れ、音声は機内に聞こえるようになっています。広告なので、ここは特に演出でもなんでもないと思うのですが、台湾好きにとってはCMのナレーションの中国語を聞くだけでもうここは台湾!という気持ちになり、気分が高まってしまいます。

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この大きなモニターのサイズは18インチ。
スライディングマルチタッチ式なので、キャビネットの中にリモコンもありますが、画面タッチで操作できます。

今回予約した私のシートは10A
窓際の一番前です。

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通路側にある、シートの横の茶色い部分はアームレスト。
この高さやシートの角度などは、窓際にある手元のパネルですべて調整できるようになっています。

DSCF1382

足元はかなりのゆとり。

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窓の前のスペースも広々としていて、木目調の部分がキャビネットになっています。

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開けると、液晶モニターとヘッドフォン、ふかふかのスリッパが収納されていて

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内部は、左側にUSBスロットが2つ、右側に電源コンセントが1つ設置されています。

シートとキャビネットの中の様子は短い動画を作ってみました。



スマホやカメラ、バッテリーなど、何かと充電するものが多い私はとても重宝しました。

乱れ気味な写真で恐縮なのですが、フライト中はこんな感じで色々な電子機器を充電しつつ投稿用の写真の編集をしたり、映画を楽しんだりとまるで部屋。

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時々、せっかくなのでシートを倒してフルフラットにもしてみたりしたのですが、何かと集中出来る空間なので、色々とやっているうちに気がつけば台北でした(涙)

こちらはノイズキャセリングヘッドフォン。いい音で映画を楽しめます。

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ウェルカムドリンクにはこちらのフレッシュジュースをいただきました。

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今回は食事の事前予約をしていなかったので、機内にて選択。

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札幌新千歳ー台北線は

・華洋料理
・日本料理

の2択で、華洋料理を選んだ場合はメインをチキンまたはビーフから選びます。
勝手に洋食と和食から選ぶと思い込んでいたのですが、改めてメニューをじっくりみると、中華・洋食・和食の3択ということですね。

ちなみに食事の事前予約はこちらから出発の21日から24時間前まで受付可能。



私は機内食が大好きなので、いつも普通食をそのままいただいているのですが、ベジタリアン機内食や宗教上、キッズ、滋養に配慮したものなど、20種類にも渡る特別食が用意されているので、ニーズに合わせた食事が楽しめるのもチャイナエアラインの機内食の魅力です。

友人は台湾に着いてから沢山食べたいからと、あえてフルーツミールなどをセレクトしていると言っていました。

そのほか、台湾発の国際線フライトのベジタリアンオリエンタル機内食はミシュラングリーンレストラン「陽明春」とのコラボメニューを提供しているそうで、この辺りもベジ文化が発達している台湾クオリティが楽しめそう。非常に興味があります。

ドリンクメニューはこちら。

DSCF1393


1番上にある「フォルモサ・ドリンク」は台湾の人気ドリンクスタンド「WooTea五桐號」とのコラボドリンク。
ノンアルコールのスパークリングピーチブラックティーとのことで、食事の後にいただいたのですが、ボトルがとても可愛かったので、お借りして写真を撮らせていただきました。

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味も爽やかでとても美味しかったです。販売してほしいくらい。
こんな特別感のあるドリンクがあったのですね。

15:00
え!まだ飛んでいなかったの?といった感じかも知れませんが(笑)
15時、定刻通りに離陸です。

ほどなくして、スパークリングワインとおかきをいただき

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16時頃に機内食をいただきました。

前回が和食だったので、今回は洋食にしてみました。
メインは立派なビーフステーキ。

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お肉はもちろん柔らかく、サラダも酸味の効いたドレッシングがいいアクセントに。
パンもしっかり美味しくて、クオリティーの髙さに大満足。

そしてデザートはこちら

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季節の果物とアイスクリーム。
飲み物は台湾茶にも惹かれましたが、コーヒーをお願いしました。

アイスクリーム、パッケージが可愛いなとじっくり見てみると、北海道のアイス屋さん「あいすの家」の抹茶アイスクリームでした。台湾にも進出していて、頑張ってるな―と思っていたので、こんな風に出会えて嬉しい。

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ゆっくりいただいたので、お腹も満腹に。
まさにレストランでの食事といった感じで、とても幸せなひとときでした。

台湾時刻17:30

そして定刻よりも早いこのくらいの時間に台湾桃園国際空港の第2ターミナルに無事到着。
ちょうど空港の上に虹がかかっていて、その景色が窓から見えていたのですが、台湾に歓迎されているような気持ちになり、この先も結構ハードスケジュールだったのですが、頑張ろうと気合が入りました。

機内からの景色と、到着後の空港での様子はこちらの動画にまとめたのですが、途中、虹の景色も映っています。




入国手続きの前に、台湾銀行のカウンターがあるので、そこで両替を済ませ、手荷物を受け取ったのが大体18時頃。

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そのあとは、登録していた消費金キャンペーンの抽選を到着ロビーで行って、なんと当選!
5000元分のICカードをいただいた後は、早速それを使用して空港線MRTに乗車。
台北駅前に予約していたホテルには19時半頃到着しました。



とても長くなってしまいましたが、新千歳空港からチャイナエアラインの直行便を利用した出発日の1日は大体このような感じです。

快適だったフライトと、楽しかった様子が少しでも伝わると嬉しいです。

それにしてもボーイング777-300ERのビジネスクラスの乗り心地は本当に極上で、4時間弱があっという間。
なんだかまだ乗っていたくて、このまま折り返して再び新千歳に戻ってもいいとすら思ってしまったくらい。
素晴らしい体験をさせていただきました。

冒頭にも書きましたが、すっかり価値観が変わってしまったので、今後飛行機に乗る際は、どんな機体なのかまでをチェックしてしまうかも。旅の新たな楽しみが増えました。

最後に、チャイナエアラインのスタッフの方に伺ったのですが

航空券を予約する際は、実は公式HPから予約した方がお得な場合が多いのだそう。

なんとなく、別ルートからの方がお得なのではと勝手に思い込んでいたのですが、公式SNSにもしっかり書いてありました。


公式HPはこちら



ぜひチェックしてみましょう。

お読みいただきありがとうございました。
次回は台北ー札幌新千歳線エコノミークラス搭乗記をお届けします。



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